カエルの楽園

今日は移動が多くひまだったので長めに書いてしまいました。

 

最近読み始めた本は「カエルの楽園」という本です。子供でも読みやすいようにとても簡単な表現で書かれた本ですが、内容はかなり高度な話題を扱っています。

ダルマカエルに食べられてしまう恐怖を感じながら生きていたアマガエルのソクラテスは自分の国を捨て、楽園を求めて旅にでます。やっとの思いでたどり着いたナパージュという国はまさに楽園で、そこに住むツチカエルは親切この上なく、ソクラテスはナパージュが何故こんなに平和なのか学ぶ事にしました。ナパージュでは「三戒:カエルを信じろ、カエルと争うな、争う力をもつな」という絶対に破ってはいけない掟があり、国民は固くそれを守っていて、そのおかげで平和が維持できていると信じています。ナパージュの東の果てには、昔ナパージュを崩壊させかけた鷲が住んでおり、今はナパージュに外敵がよりつかないよう見張っています。西の崖の下にはウシガエルが多数生息していますが、鷲が目を光らせているためのぼってはきません。ナパージュにはとても力の強い三兄弟がいますが、三戒に違反するため国の権力者からは嫌われそのため国民からも嫌われています。ソクラテスはナパージュが平和なのは本当に三戒のおかげなのか考えます。だんだん年老いてきた鷲をみて、ある日西の崖からウシガエルが遂に上ってきます。鷲はナパージュに一緒に戦うのであれば守ってやるといいますが、、果たしてナパージュの運命やいかに!

お気づきでしょうがこれは現在の日本の安全保障問題を風刺的に描いた作品です。続きが気になる人は是非読んでみてくださいね。

 

今日は広島から札幌へ戻る日です。朝はブログを書きながら何本かYouTubeをみました。世界的にコロナでハイテク銘柄に資金が流れていましたが、ワクチン開発を受けて航空関係や映画産業など売り叩かれていた銘柄の買い戻しが起こっているようです。株価は高騰していますが、ハイテク系からコロナでさがった銘柄へ資金が戻ってきているためハイテク系は下がってるという状況です。

 

広島駅から車で50分程度走り、空港に着きました。すると最近はあまりみなくなった人混みが見えました。ざっと200人近くはいるであろう修学旅行生の大群が押し寄せ、私たちがお土産を買っている間に荷物預かり所に並んでしまいました。当初目論んでいた妹との食事時間は数の暴力の前では微塵も残らず、人員削減のなか孤軍奮闘する空港職員が離陸までにこの数を捌けるのかいささかの不安を抱き、しかたなく妹との食事は諦めることとしました。さて並ぶかと最後尾をめざしますが、楽しそうにおしゃべりをする大群は果てしなく、遂に私の心はぽっきり折れてしまいました。そうするとどういう訳か「間に合わないかもしれないけれども飯でも食おう」という決断に至りました。

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平日はビーガンという誓いを立ててはおりますが、葬儀というイレギュラーに当たってはイレギュラーで対応しなくてはなりません。広島のお好み焼きは最高です。

腹を満たしたところで、さてどうしたものかと登場口に向かったところ、やはり荷物預かり所には長蛇の列ができております。よく見ると全員が荷物を預け終わった後、まとまって保安検査場を抜ける予定のようです。まだ保安検査場は空いています。私はお土産をリュックに詰め込み、荷物を機内に持ち込む事に決め、保安検査状を抜けました。広島発、羽田乗り換えの新千歳行きです。保安検査場を抜けると席番号が印字された券がでてきます。その番号通り席に向かうとどうもおかしい。修学旅行生の大群のど真ん中なのです。機内で狼狽えているとCAのお姉さんからその番号は次の千歳行飛行機の席で、正しくは上に印字してあるこちらの席ですと言われ、そそくさと自分の席へもどりました。きっと修学旅行生の間でなんだアイツは、となっている事でしょう。ああ恥ずかしい。千歳行きの飛行機はガラガラでとても快適でした。コロナで大幅なキャンセルでも入ったのでしょうか?

 

新千歳につき、札幌から南北線で家に向かいました。路上にはまだ雪が残っています。そろそろ大豆のお肉が恋しくなってきました。私の事を息子が覚えていてくれているか一抹の不安はありますが会えるのが楽しみです。